
嵯峨大覚寺の東にある大沢池のほとり、護摩堂のかたわらに樹木を背にして実におおらかなお姿の石仏が二十体ばかりずらりと並んでいます。
鎌倉期を代表する石造美術として貴重なものだそうです。
七百余年の風雨に晒されて、風化しつつある古色が嵯峨野の風景と実によくとけあっています。
のほほ~んとみほとけなど見て歩く今日この頃のこと
近代画壇の巨匠・橋本関雪の邸宅跡「白沙村荘」
(はくさそんそう)は白川通りから銀閣寺に至る道の途中にあり、一般公開されています。
自らが生涯をかけて自分の好みに造り続けた広大な回遊式庭園では関雪の審美眼に叶った石造美術蒐集の数々を随所で見ることができます。
関雪がよね夫人の菩提ために建てた持仏堂に向かって竹林の中に多くの羅漢石仏が祀られていました。
京都観光協会 第36回 「京の夏の旅」ではこの持仏堂に収められらた鎌倉期の地蔵菩薩像が特別公開中です。(9/30まで)
併設レストランの前にある「十八尊磨崖石仏」
花崗岩の巨石に十八体の地蔵菩薩像が彫られています。
背景が洋館であるにもかかわらず不思議にもしっくり調和していて、モダンとも思えるような景観美を醸し出しています。
しげ爺さん
しげ爺さん