しげ爺さんの京都つれづれ

のほほ~んとみほとけなど見て歩く今日この頃のこと

京都花

左京区一乗寺 柊社(ひいらぎしゃ)の桜

P1010090
左京区の一乗寺清水町のバス停の西側にある住宅街の一角に「柊社」
(ひいらぎしゃ)という小さな神社があります。鳥居には「柊の宮」と書かれていました。
小さな社を取り囲むように4本の桜の巨木がいままさに満開のクライマックスをむかえていました。
うわ~~っ!凄すぎる・・・
あまりの美しさに茫然自失

P1010086
観光客など無縁の静けさです。
だれにも内緒にしておきたいような場所でした。

こちらも淺山泰美さんのエッセイのなかに書かれていた美しすぎる桜スポットのひとつです。

京都 銀月アパートの桜

P1010051京都在住の詩人、淺山泰美さんの
「京都銀月アパートの桜」というエッセイを読んで、どうしてもそのアパートを訪ねてみたくなりました。
高級住宅地で知られる北白川の一角に築90年といわれる古い洋館が謎めいた佇まいをみせています。
玄関脇には一本の大きな紅枝垂桜が世にも美しい花を咲かせていました。
 桜ばな ちるちる浅き夢の淵
    影棲むごとき古きアパート
                 淺山泰美     
P1010042見た瞬間、「ここは初めてじゃない」という不思議な感覚に襲われました。「いや確かに初めての場所だ」
なんというミステリー
・・・こういう感覚ってたまにある。

後でわかったことですが、ここは映画「鴨川ホルモー」のロケ地となった場所で、山田孝之扮する京大生の下宿だったのです。
映画の中の残影が、脳裏の片隅に残っていたのかもしれません。

枝垂桜満開 寺町今出川 「本満寺」

P1010023
寺町今出川上るにある日蓮宗のお寺「本満寺」
山門をくぐってすぐ左手にある枝垂桜が見事に満開です。
あいにく天候が崩れ始めて、雨の中での花見となってしまいました。
写真の映り栄えもいまひとつ・・・
         うらめしい雨です。



P1010031
京都市内にある日蓮宗のお寺は、桜の綺麗なところがばかりですが、観光寺院ではないため、見物客が少なくおすすめです。
歓迎もしないかわりに拒絶もせず、勝手にどうぞといった感じです。
そんで拝観料もなしで、この豪華な花見が堪能できるのです。

桔梗咲く 「源氏庭」  蘆山寺(ろざんじ)

P1000564蘆山寺は京都御所の東、寺町通りを挟んで梨木神社の斜め向かいに静かに佇む古刹です。

二月の節分に行なわれる追難式「鬼の法楽」は多くの人で賑います。

紫式部が「源氏物語」を執筆した邸宅跡としてもよく知られています。



P1000568
苔の緑と白砂のコントラストが美しい「源氏の庭」にはこの時期、紫の桔梗の花が数多く咲き彩りを添えています。

古代からの群生杜若(かきつばた) 「太田の沢」

P1000442
「太田の沢」は上賀茂神社の境外摂社である太田神社の参道の東側にあります。
平安時代の歌にも読まれた野生種の杜若(かきつばた)がいまもなお群生していて今年も美しい花が咲き始めました。

神山や大田の沢のかきつばた
ふかきたのみは 色にみゆらむ

        藤原俊成


P1000452
今年は開花が遅いようで、まだ3分咲き程度です。
満開になればどれほど見事なことか・・・

大田の沢のかきつばたは、古代京都の植生を良く残していることで、昭和14年に国の天然記念物に指定されています。

桜だより 常照皇寺 「九重桜」 満開


P1000378

常照皇寺は京都市の北郊、京北地区の草深い山中にあります。

南北朝時代北朝初代の天皇となった光厳上皇が出家した後、この地を訪れて庵を結んだのが始まりとされています。

方丈の屋根は茅葺、山寺独特の風情を感じますが、皇室ゆかりの寺だけに気品と風格につつまれています。


P1000371

国の天然記念物である「九重桜」は満開となり散り始めていました。
御所から株分けしたといわれる「左近の桜」、一重と八重が一枝に咲く「御車返しの桜」などの名木もありますが、こちらはまだつぼみが多く、身頃はまだ先のようです。


桜だより 仁和寺 遅咲きの「御室桜」 満開

P1000362
仁和寺の「御室桜」は樹高が低く、根本から湧き上がるようにひと重の白い花を咲かせます。

京都の春の終わりを飾る遅咲きの桜として知られており、沢山の見物客で賑っていました。




P1000352
昨夜の雨と強風にもかかわらず、満開の花を保っていました。

起源は平安時代まで遡りますが、現在の桜は江戸時代初期に植えられたものだそうです。

桜だより 西陣の秘宝 「雨宝院」 満開

雨宝院 (3)
西陣の秘宝といわれる 「雨宝院」の
クライマックスを見たくて再び訪れました。

観音桜、歓喜桜が満開、
狭い境内を埋め尽くし、まさに春爛漫
うっとりするほどの美しさです。




雨宝院


淡いピンクの「松月桜」も満開です。








雨宝院 (2)

一番遅い緑色の桜の花「御衣黄」(ぎょいこう)も開花していました。


夕方の無情の雨で今日が見頃の最後になってしまったかもしれません。

地を染める無数の落ち椿 大原 「花尻の森」

花尻
大原の里「三千院」に向かう途中、バスを「花尻橋」で途中下車、 「花尻の森」を覗いてみました。

ここには大きな藪椿の木が群生しており、この季節には地面にひろがる無数の落ち椿の光景を見ることができます。



花尻 (2)
期待どうりの光景でした。
落ち椿の風情など誰も関心がないのか、ひと気はまったくありません。

木にはまだ沢山の藪椿の花がついていて、まだまだこの光景は続きそうです。
大原の里を訪れる際には是非覗いてみてください。


花尻 (3)この地に伝わる「おつう伝説」

この地に若狭の殿様に見初められ嫁いだもののすぐ飽きられて捨てられてしまったおつうという娘がいました。悲しみのあまり大原川に身を投げたおつうはその姿を大蛇に変えたのでした。

ある日、都入りする殿様の行列が花尻橋にさしかかったところをこの大蛇が襲いかかり、家来により切り捨てられてしまいます。

その夜からこの地は酷い天変地変に見舞われました。恐れおののいた里人たちは、大蛇の尻尾を「花尻の森」に埋めておつうの霊を鎮めたということです。

桜だより 大原 「三千院」  見頃近し

P1000289
やはり洛北の山里「三千院」は市街地に比べかなり遅い開花です。

金色不動堂、観音堂周辺の桜はほぼ見頃となっていますが、往生極楽殿前の山桜などはまだつぼみのままです。

全体としてはまだまだこれからといったところ。


P1000285
枝垂桜と染井吉野、そしてなんと紅梅が入り乱れて咲いています。
(一番手前の紅色の花が紅梅です。)
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