霊源院
建仁寺の塔頭 霊源院で、南北朝時代の肖像彫刻の傑作「中巌円月坐像」が特別公開されている。
この像は約70年ぶりに京都国立博物館からこの寺に里帰りしたものだ。
平成8年、この坐像の修理中に発見された胎内仏「毘沙門天立像」も同時公開されている。像高37・5センチの小さな像で、左手に掲げた水晶の中に伝教大師最澄が持ち帰った仏舎利が納められているという。
ガイドさんの話では、この胎内仏の作者はなんと運慶の嫡男、湛慶なのだとか。
X線撮影でこのような胎内仏の映像が浮かびあがった瞬間は、さぞやびっくりしたことだろう。


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