東福寺の塔頭寺院 「勝林寺」
秘仏の本尊「毘沙門天立像」が
第49回「京の冬の旅」で特別公開されている。
平安時代の仏師・定朝作と伝わる一木造の像で、江戸時代に東福寺仏殿の天井内で発見されたもの。
定朝といえば平等院鳳凰堂などの定型化された寄木造の穏やかな阿弥陀さまを思いうかべるが、こちらの毘沙門天は荒々しい憤怒相の像だ。迫力があり堂々として実に見応えがある。
厨子に納められた像高16.7cmの小さな「毘沙門天像」は本尊内に納められていた胎内仏で同時公開されている。
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