のほほ~んとみほとけなど見て歩く今日この頃のこと
八坂神社の南門の中に佇む「中村楼」は、創業450年の歴史を持つたいへんな京料理の老舗ですが、その前身は南門前にあったという向かい合わせの二軒の茶屋のうち、東側の「柏屋」だといわれています。江戸初期に売り出した田楽豆腐の「祇園豆腐」が大ヒット。店頭で披露した豆腐切りの早業とともに、木の芽味噌のスパイシーな風味が評判となり、京名物として評価されるようになったのだそうです。現在の「中村楼」はさすがに老舗としての格式が高そうですが、併設の茶店では、この「祇園豆腐」を気軽に味わうことができます。
しげ爺さん